キャバクラで働くと扶養から外れる?キャバ嬢が注意すべき年収の壁

みく

2年の在籍キャバ嬢歴あり。
現在は派遣キャバ嬢兼MOREスタッフ。
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キャバクラで働こうと考えているなら、「扶養」について正しい知識を身につけておく必要があります。

 

キャバクラで大きく稼いでしまうと、扶養から外れて親に迷惑をかける可能性もあるので要注意です。

 

ここでは、キャバ嬢の扶養について詳しく説明していきます。

扶養家族とは?

扶養とは自力で生活できない人を援助する行為のことで、生活の面倒を見なければならない家族のことを扶養家族と呼びます。

 

親の収入で生活している学生は、扶養家族となります。ただし、学生がバイトを始めて一定の収入を得た場合は、扶養から外れます。

 

扶養に入るメリット

親の扶養に入っていると、世帯主の支払う税金が減り、経済的に大きなメリットを得られます。

 

所得税や住民税といった課税所得から一定の金額を控除されるため、親にとっては重要な意味を持ちます。

 

扶養家族であれば基本的に無料で健康保険に加入できるため、負担がかかりません。

 

保険料の負担額は、扶養者の数に関係なく、皆同じになります。扶養に入っていれば自分で保険料を負担する必要がなくなるため、金銭的なメリットを得られます。

 

扶養家族に該当するかどうかチェック

扶養家族として認められるのは、納税者と生計を一にしている配偶者もしくは親族(6親等内の血族及び3親等内の姻族)に限られます。

 

「生計を一にしている」というのは、生活資金を共有しているという意味です。

 

親と離れて暮らす一人暮らしの学生でも、親が大学の学費を支払っていたり、毎月家賃や生活費などの仕送りを受けていたりする場合は、扶養家族に該当します。

 

実家暮らしなら扶養家族に該当するため、心配いりません。

 

家庭によって生活費の状況は異なりますが、多くの家庭は学費を親が負担しているため、女子大学生のほとんどは扶養家族に該当するといえます。

 

扶養から外れるとどうなる?

扶養から外れると、親の税金や健康保険の負担が増えます

 

扶養から外れることによって、控除されていた金額分の税金が増えてしまうため、親に大きな影響が出てきてしまいます。

 

実際にどれくらい負担が増えるかは、税率によって異なります。

 

扶養から外れても自身にかかる税金が増えるわけではないので、人によっては気にならないかもしれませんが、親にとっては大事な問題です。

 

親に何も知らせずに扶養から外れてしまうとトラブルに発展する可能性もあるので、働き始める前に一度相談しておきましょう。

 

キャバ嬢が意識すべき年収の壁

キャバ嬢として働いているからといって、必ずしも扶養から外れるわけではありません。

 

ただし、稼いだ年収の額が大きくなってしまうと、扶養から外れてしまう可能性が出てくるので注意が必要です。

 

103万円の壁

給与所得者の場合、年収が103万を超えると扶養から外れることになります。

 

「キャバクラで頑張って働いて稼ごう」と思っていると、いつの間にか扶養から外れている可能性もあるので要注意です。

 

103万円の壁を超えたときは社会保険の扶養から外れ、アルバイト先の健康保険に加入することになります。

 

保険料を自分で負担することになるので、気をつけなければなりません。

 

キャバクラで働いていても、給与所得が年間103万円以下であれば、扶養家族から外れる心配はありません

 

なるべくシフトを入れすぎないようにして、稼ぎすぎないように心がけましょう。

 

「扶養から外れてもいいから稼ぎたい」という人は、自分で健康保険料を支払う覚悟が必要です。

 

保険料の負担は決して安いものではないので、学生の間は130万円以下に抑えておいた方が無難だといえるでしょう。

 

 

 

 

48万円の壁

個人事業主が扶養から外れる基準は48万円となります。

 

以前は38万円でしたが、2020ねんの税制改正によって基礎控除額が変更されているので要チェック。

 

【税制改正まとめ】 https://youtu.be/mDNxirTlmm8

 

キャバクラで働いていたとしても、お店の従業員として契約している給与所得者の場合は、48万円の壁を気にする必要はありません。

 

給与所得の場合の所得税は、給料を渡す前にお店から源泉徴収されているため、自分で何もしなくても納税していることになります。

 

仮にお店が所得税を納めてなかったとしても捕まるのはお店なので、キャバ嬢が捕まることはありません。

ただし、個人事業主として働く場合は、お店が年末調整をすることがないため自分で確定申告する必要があります。

 

キャバ嬢の多くは個人事業主であるため、年間所得が48万円を超えた場合は確定申告が必須です。

 

キャバ嬢が個人事業主であるパターンについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

扶養から外れると親にバレる?

扶養から外れると、キャバクラで働いていることが親にバレないかどうか、心配になることがあるかもしれません。

 

事前に正しい知識を把握しておくと、対策も立てやすくなります。

 

収入があることが親にバレる可能性がある

親の扶養から外れると親に通知が行くため、一定の収入があることがバレます

 

事前に親に相談しておかないと、収入のことでいろいろ聞かれる可能性もあるので注意が必要です。

 

ただ、親から事前に「自分の生活費はバイトで稼いで欲しい」と言われているなら、特に問題なく働き続けることができるでしょう。

 

逆にバイトを禁止されている家庭であれば、稼ぎすぎないように注意する必要があります。

 

キャバクラで働いていることまではバレない

扶養から外れるといっても、収入があることがバレるだけで、何をしているのかまではバレることはありません。

 

親に通知されるのは103万円以上の年間所得があることと、今後扶養から外れることだけであって、キャバ嬢として働いていることまではバレないので大丈夫です。

 

そもそも給料を支払うときはキャバクラの店名ではなく、運営会社の名前で支払うため、キャバクラやラウンジの名前が表に出ることはありません。

 

ただし、親からどこで働いているのか聞かれる場合があるので、事前にバイトをしていることは相談しておいたほうがいいでしょう。

 

扶養については誰も教えてくれないので、自身でしっかり自覚を持って働く必要があります。正しい知識があれば、親にバレずに働き続けられます。

 

扶養から外れないための対策

「キャバクラで頑張って働きたいけど、扶養から外れたくない」と考えている人も多いのではないでしょうか。

 

ここからは、扶養から外れずに働き続けるための対策を紹介していきます。

 

 

青色申告をする

確定申告をする際に複式簿記で青色申告すると、65万円の特別控除を受けることができます。

 

青色申告なら、本来38万円の控除に特別控除65万円が加算され、所得103万円まで控除を受けられるようになります。

 

白色申告で確定申告をすることも可能ですが、その場合は特別控除65万円が引かれません。

 

白色申告だと扶養の範囲を超えるリスクが高くなるので注意しましょう。

 

ただし青色申告は白色申告よりも仕組みが多少複雑です。

  • 事前申請をしなければならない
  • 帳簿のつけ方が複雑
  • 提出書類が多い

など、しっかりと確認しなければならないことが多いということは押さえておきましょう。

 

事業所得を103万円未満に抑える

所得を103万円以下に抑えることができれば、扶養から外れることはありません。

 

所得というのは、年間の収入から経費を引いた金額のこと。

 

そのため、収入が増えても経費が多ければ、所得を103万円未満に抑えることが可能になります。

 

例えば年間の収入が150万円あった場合で、経費が50万円だったとすると、その年の所得は100万円になり、103万円以下に抑えることができますよ。

 

稼ぎすぎてしまった場合も、確定申告で経費を入れて所得を下げれば、扶養から外れずに働き続けられます。

 

服・靴などの費用を始め、美容室・エステ代等などは全部経費として申請することができるので、レシートや領収書はきちんともらって大切に保管しておきましょう。

 

基準となる金額を1万円でも超えてしまうと扶養から外れてしまうため、事前に仕事の見通しを立てて、計画的に働く必要があります。

 

1年間の収入と経費のバランスを考えながら、キャバクラの仕事を続けていくことが大事です。

 

まとめ

扶養内で働くことは、経済的に大きなメリットがあります。

 

キャバクラで働く際は、103万円の壁を超えることがないように注意しましょう。

 

このボーダーラインをしっかり頭の中に入れておかないと、控除から外れてしまい、親の負担を増やすことになってしまいます。

 

しっかりとした知識を持って、年間の収入などを事前に計算しながら働くようにしてください。

 

仮に103万円の壁を超えてしまったとしても、キャバクラで働いていることまでバレる心配はないので安心です。

 

ただ、収入があることは親にバレてしまうので、働くことを事前に相談しておくことをおすすめします。

 
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