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キャバクラの税務調査は日頃の管理が必須?厳しい調査の対処法!
「近くの店舗が税務調査されているが、自社店舗もされないか心配…」
「実際に税務調査をされた際、どういった対応をすれば良いか知りたい」
この記事を見に来た方は、このような悩みをお持ちかと思います。
やまけんと申します。
私やまけんは4年前、キャバクラ店長として実際に税務調査を受けた経験があります。
その際感じたのは、キャバクラに携わる仕事をしている以上、何を調査されるか予め把握しておかないと対策の取り用が無いということです。
先日こういったツイートをしました。
キャバクラは脱税のイメージが強く、税務調査が厳しいです。
世間的なイメージの悪さもありますが、実際、経費面にルーズな経営者が比較的多いからといった理由もあります。
覆面調査等もあるので、日頃から売上と経費の管理をマメに行うことが必須ですよ。
— やまけん (@yamaken19890209) December 18, 2019
キャバクラは脱税のイメージが強くて税務署からマークされやすいので、日頃から売上や経費の管理をマメに行うことが必要不可欠です。
税務調査が来るとわかると、対策に手間取ってしまう方が多いでしょう。
というわけで今回は、実際にキャバクラを経営した事のある私ヤマケンが、税務調査で聞かれる点などをピックアップしてご紹介します。
税務調査に備えて日頃から意識できるように対応策も紹介しているので、ぜひ参考にして見てください。
そもそも税務調査をご存知でしょうか?
税務調査とは、納税すべき個人や法人が、正しく税務申告を行っているかチェックするための調査です。TVのニュースで脱税が問題になったりしますよね。ああいった問題は税務調査が行われたことによって発覚しているわけです。
税務調査には任意捜査と強制捜査の2種類があるのですが、キャバクラでは基本的に事前に調査する旨を伝えてくれる任意調査が行われるので覚えておいてください。
調査官はキャバクラが見参な経営をしているか調べています。
健全な経営を常日頃から心がけているなら特に問題はないのですが、健全な経営をしていると装って姑息に脱税を試みるキャバクラ店舗が多いからですね。
例えば黒字経営でありながら売り上げが極端に少なかったり、脱税の前科がある場合は税務調査の対象になりやすいです。
また本来は黒字なのに赤字であると虚偽の報告をしているパターンも稀にあるため、赤字の場合も調査の対象になりますよ。
税務調査が来る時期は会社設立から大体10年後と言われており、10年に1回のペースで行われると言われています。
基本的には健全な申告を行なっているという前提のもと、確認程度に税務調査が入ることが多いので、そこまで頻度は多く無いのですね。
とはいったものの、調査の予告がきてから最低でも1ヶ月は準備に要すると言われています。
通常の経営をしながらの対策になるので、相当な負担がかかってしまうでしょう。
調査官が来た時問題にならないためにも、いつ税務調査が来ても大丈夫な状態にしておくことがベストです。
税務調査は任意調査が主と言いましたが、覆面調査の対象になることもあるので注意してください。
ちなみに覆面調査はお客さんに紛れてお店の中を拝見することで、申告額と相違がないかを判断するものです。
覆面調査で見通しをつけてから実際に税務調査に入るといったケースもあるので、日頃の接客対応や伝票管理の徹底さが大事なんですね。
常に誰かに見られているという意識を持ちながら業務をこなしていきましょう。
一般的にキャバクラは脱税のイメージが強いため、調査官から厳しく見られることが多いです。
やはり報酬額の計算が複雑な分脱税しやすい業種でもありますし、脱税に関するノウハウが豊富な店舗が多いといった面からもマークされやすいんですね。
脱税が多過ぎて2020年から全キャバクラが
食券機制になるらしいwww
(NHKのニュースでやってましたw) pic.twitter.com/tcs17G0cR1— 桜井野の花🐣キャバクラ女社長 (@nonoka199148) January 20, 2019
経費の管理が複雑な分、納税をないがしろにしてしまう経営者も多いです。
しかし塵も積もれば山となるという言葉があるように「少しくらい大丈夫でしょう」という精神だと後々困ることになります。
ここでは税務調査でチェックされるポイントについて解説していくので、是非参考にしてみてください。
そもそも脱税のパターンは売り上げを少なく申告するか、費用を多く申告するかのどちらかのどちらかに分類されます。
なので、売り上げか経費の管理でどちらか一方を疎かにしてしまい、結果的にバランスが崩れてしまうといったパターンが多いです。
税務官もこういった事情を大体理解しているので、伝票をしっかり残しているかがチェックされます。
毎日のレジ管理は大変ですが、もしもの時に備えて日頃からしっかり管理しておきましょう。
キャストの人件費水増しについてもチェックされやすいです。
キャバクラは様々なインセンティブが発生しますし、その計算はお店によってそれぞれ異なります。
なので、支払った分以上のインセンティブを申告するといった手口を取る店舗があるんですね。
しかしこういった手口に対しては、キャストの履歴書や口座情報を確認しながら納税額をチェックされるので大体はバレます。
また稀に架空人件費といった手法を使って全く嘘の情報を貫き通そうとする店舗がありますが、大体すぐにバレてしまいますね。
基本的にキャバ嬢の源泉徴収は店舗側が行わなくてはいけません。
雇用関係はありませんが、法律で店側が対応するべきと明記されているからです。
ちなみに源泉徴収をせずにキャバ嬢任せにしている場合は、きちんと確定申告を行っているかが重要になってきます。
もし高収入を獲得しているにも関わらず確定申告をしていないキャバ嬢が在籍している場合は、税務署からマークされやすいですよ。
とはいったものの、「キャバ嬢は従業員じゃ無いから責任を取る必要がない」と感じるかもしれません。
ですが所得税法には「バーやキャバレーの経営者が、そこで働くホステスなどに報酬・料金を支払う場合は、源泉徴収の範囲とされる」と、明記されています。
なので、キャバ嬢の源泉徴収を疎かにしている場合は所得税法違反となってしまいます。
多数の経営者の方が蔑ろにしている点でもあるので、注意してくださいね。
【姫タックス 現役キャバ嬢に忍び寄るSNSの罠と老紳士】
日頃から在庫の管理ができておらず、意図していなくても脱税になってしまう…といった店舗も多いです。
キャバクラを営業しているとお酒の管理が非常に大変なのはわかりますが、細かく在庫管理をするようにしましょう。
日頃の管理を疎かにしてしまうと、税務調査の際に殆ど対応できなくなってしまいます。
中でもハウスボトルやおしぼりといった客数に応じて減っていくものは調査の対象になりやすいので、注意深く管理するようにしましょう。
ここまで税務調査でチェックされる項目を紹介しましたが、ここからは税務調査に備えて事前にできることについて紹介していきます。
とはいったものの、基本的に普通に管理していれば大丈夫です。
日頃から管理の意識を心がけるようにしてください。
しかし油断は禁物です!どのキャバクラ店舗も調査の対象になり得るということを忘れないように。
怪しまれないためにも、常日頃の申告を徹底するようにしてください。
当たり前のことではありますが、こうした心構えが長期的に考えた時に非常に大切になってきます。
営業しながらの税務管理は非常に大変かと思いますが、責任持って管理しましょう。
もし税務関連がどうしても不安な方は、顧問税理士をつけることをおすすめします。
万が一の申告漏れや管理不足に備えて、予め対策を練っておくのは重要です。
経営者の方は、責任を取らなければならないということを常日頃意識しておいてください。
税理士について説明やおすすめの税理士はこちらの記事に詳しく書いてありますので、是非、参考にしてみてください。
領収書や伝票といった書類を店舗内に管理している場合は、日付等でわかりやすく保管しておくと良いでしょう。
きちんと保管することで、いつでも取り出すことができるからです。
従業員全体にも管理を徹底するよう意識づけるようにしてください。
いつ税務調査が来ても即座に対応できる状態がベストです。日頃から意識づけていきましょう。
何気に疎かにしがちなのが、従業員名簿の管理です。
税務調査では、キャストや従業員に賃金を支払っているかといった点や、税金の払い損ねが無いかをチェックしなければならないからです。
ちなみに従業員名簿に関しては、キャスト分も含めて全員の名簿が必要ですよ。
私やまけんがキャバクラを経営していた時の話です。
当時辞めてしまったキャストの分の従業員名簿を「もう必要ないや」と思ってその都度捨ててしまっていました。
しかし、実際に税務調査が来た際、管理不足を厳しく指摘されてしまいました。
辞めた人の分の従業員名簿は、退職から最低でも3年間は保管しておく必要があります。
キャバクラは人の移り変わりが激しい業界ですから大変かと思いますが、しっかり管理していきましょう。
キャバクラは脱税のイメージが強く、疑いを持たれやすい業種の一つです。
なので、比較的調査の対象になりやすいと言うことを自覚しておいてください。
またキャバクラは経費の管理が普通の居酒屋に比べても大変なので、日頃から書類等の整理をしておくことが大事です。
税務調査がいつ来ても大丈夫な状態にしておくようにしましょう。
とはいったものの、日頃から税務の管理をマメにしていれば問題ありません。
気負いせず、健全な経営を心掛けましょう。
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